皆様、こんにちは。
本日はエボシ御前役の中村時蔵にインタビュー✨
強い女性像をどう描くのか?過去に演じた『朧の森に棲む鬼』ツナとの共通点は?
たっぷりと伺いました!!
―――今回出演が決まったときの率直なお気持ちは?
噂で「もののけ姫」を上演すると聞いていましたので、これはエボシ御前やれるかもなと思っておりました。笑
まさか本当にさせていただけるとは思っておりませんでしたが。
―――エボシ御前は人気のあるキャラクターですね。
一番現代的なキャラクターですよね。
非常に合理的で、理想の上司とでも申しましょうか。
古い慣習というものに捉われずに、冷酷に見えるときもありますが、都度合理的な決断を下していき、それに皆がついていくという。
とても魅力的ですよね。
現代に生きる我々にとっても、親近感が湧く人物ですね。

―――歌舞伎の女方にはあまりない、国を切り拓いて引っ張っていく女性リーダーというキャラクターについてはいかがでしょうか。
新作でも古典作品でも、役を創るということには大差はないですが、
以前演じた『朧の森に棲む鬼』のツナという役は、エボシ御前と少し近い部分がありますね。
―――ツナで時蔵さんの新しい側面を見たファンの方は、その先のエボシ御前役に期待が高まっているのではないでしょうか。
「もののけ姫」のように原作がある作品は怖いんですよ。笑
皆様のなかにイメージが確立されていますから。
―――エボシ御前のリーダー像という点はどのように感じられますか。
慕われているからこそ、あれだけ冷酷な決断ができると。
どんなに悩んでいても、結局結論はこれにしかならない時ってあると思うんです。
その結論にいきなり行き着くと、すごく冷たく見えますよね。
でもそうやって決断していけるっていいなと思いますね。

―――サン役の(中村)壱太郎さんが、女方同士で時蔵さんと出来ることを非常に楽しみにしているとおっしゃられていました。
サンとの絡みは立廻りくらいで、演技をすることはあまりないですけれども。
でも「もののけ姫」の中心的なキャラクターであるサンとエボシ御前というお役を、男である我々が女方として演じるということはこの作品をスーパー歌舞伎にしてよかったと思ってもらえる大きな要素のひとつになると思うんですよ。
そのためにも、我々がきっちり演じないとだめだなと思います。

―――今回の公演は(市川)團子さんが22歳という若さで頑張っていらっしゃいますね。
今はとにかく見守っていますね。
彼が主役ですから、一緒の場面では、彼が立つように台詞や動きを創っています。
共演がほとんど初めてで、なんだか怖がられているので。笑
あまり怖がらずにどんどんぶつかってきてほしいなと思っております。
―――最後にお客様へひとこと、お願いします。
「もののけ姫」という非常に愛された作品が、今回スーパー歌舞伎となります。
作品・キャラクターともに非常に魅力的でございますし、本読みの段階から“これは必ず面白い作品になる”と感じながらお稽古をしています。
ぜひ何度も劇場に足を運んでいただけたら有難いです。
◆公演日程
2026年7月3日(金)~8月23日(日)
◆チケット発売情報
7・8月公演分: 好評発売中!!
© 1997 Hayao Miyazaki/Studio Ghibli, ND
