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2026.07.08
トピックス

2026年7月3日(金)の初日を前に、出演の市川團子、中村壱太郎、中村時蔵が囲み取材に登壇いたしました。

衣裳をまとい、登場した3名。
アシタカを勤める團子は「初日を明日に控え、怖さ、わくわくする気持ちの両方を感じ、武者震いするような思いです」と、素直な気持ちを口にします。
「お稽古では、祖父のつくったスーパー歌舞伎という大きな目標に向かい、出演者とスタッフが一丸となり、皆で高い熱量で、意見を出し合って進む様子が印象的でした。
歌舞伎は工夫の歴史であると僕は思っています。スーパー歌舞伎から離れず、かつ原作の魅力を届ける作品づくりの重みを実感しながらも、期待に応えられる作品になっているのではと思いますので、毎日進化できるように勤めていきたいです」と、開幕に向けて決意を語りました。

サンを勤める壱太郎は、「素晴らしい原作、素晴らしい音楽という要素に恵まれ、ここからはそれぞれの役者にかかっていると感じています。
役を深め、突き詰めていくことで、それが未来の歌舞伎に繋がっていくと思いますので、世界に羽ばたいていける作品にしたいです」と、意気込みます。
「たくさんの名ぜりふや有名なシーンが盛り込まれるなか、時蔵のお兄さん演じるエボシ御前との、歌舞伎の女方同士では珍しい一騎打ちもあります。
サンは寡黙な場面が多いですが、唯一笑顔になれるのが、ヤックルを見たとき。
ヤックルがとてつもなく可愛いので、注目していただきたいです」と、みどころにも触れ、会場は笑顔に包まれました。

エボシ御前を勤める時蔵は、「偉大な作品に関われて、非常に光栄に思っております。
團子くんの周りにみんなが一列に並んで、話し合いながら進んでいく様子が非常に良いお稽古場で、お稽古が進むにつれ、あらためてこの作品の偉大さも感じました。
自然と人間たちとの共存が争いを生み、お互いが平和を願うなかで衝突が生まれる。
原作がもつ社会的なメッセージ性を、歌舞伎の舞台でも崩さずに取り入れておりますので、皆様にどう感じていただけるか楽しみにしています。
この作品を観て、古典の歌舞伎にも興味をもっていただけたら嬉しいです」と、温かいまなざしで語りました。

最後に團子は「スーパー歌舞伎の系譜を継いだ、過去作品のオマージュのような演出にもご注目いただきたいです。
また、スーパー歌舞伎の大きな魅力の一つが、話し言葉がほぼ現代語ということ。
これを機に初めて歌舞伎をご観劇いただく皆様にも、“もののけ姫”の世界を楽しんでいただける作品だと思っています。
千穐楽まで毎日、お客様に感動を届けられるよう進んでまいりますので、ぜひ新橋演舞場に足をお運びください」と呼びかけ、締めくくりました。

 

◆公演日程
2026年7月3日(金)~8月23日(日)

◆チケット発売情報
7・8月公演分: 好評発売中!!

2026.07.01
トピックス

皆様、こんにちは。

本日はエボシ御前役の中村時蔵にインタビュー✨
強い女性像をどう描くのか?過去に演じた『朧の森に棲む鬼』ツナとの共通点は?
たっぷりと伺いました!!

 

―――今回出演が決まったときの率直なお気持ちは?

噂で「もののけ姫」を上演すると聞いていましたので、これはエボシ御前やれるかもなと思っておりました。笑

まさか本当にさせていただけるとは思っておりませんでしたが。

 

―――エボシ御前は人気のあるキャラクターですね。

一番現代的なキャラクターですよね。

非常に合理的で、理想の上司とでも申しましょうか。

古い慣習というものに捉われずに、冷酷に見えるときもありますが、都度合理的な決断を下していき、それに皆がついていくという。

とても魅力的ですよね。

現代に生きる我々にとっても、親近感が湧く人物ですね。

 

―――歌舞伎の女方にはあまりない、国を切り拓いて引っ張っていく女性リーダーというキャラクターについてはいかがでしょうか。

新作でも古典作品でも、役を創るということには大差はないですが、

以前演じた『朧の森に棲む鬼』のツナという役は、エボシ御前と少し近い部分がありますね。

 

―――ツナで時蔵さんの新しい側面を見たファンの方は、その先のエボシ御前役に期待が高まっているのではないでしょうか。

「もののけ姫」のように原作がある作品は怖いんですよ。笑

皆様のなかにイメージが確立されていますから。

 

―――エボシ御前のリーダー像という点はどのように感じられますか。

慕われているからこそ、あれだけ冷酷な決断ができると。

どんなに悩んでいても、結局結論はこれにしかならない時ってあると思うんです。

その結論にいきなり行き着くと、すごく冷たく見えますよね。

でもそうやって決断していけるっていいなと思いますね。

 

―――サン役の(中村)壱太郎さんが、女方同士で時蔵さんと出来ることを非常に楽しみにしているとおっしゃられていました。

サンとの絡みは立廻りくらいで、演技をすることはあまりないですけれども。

でも「もののけ姫」の中心的なキャラクターであるサンとエボシ御前というお役を、男である我々が女方として演じるということはこの作品をスーパー歌舞伎にしてよかったと思ってもらえる大きな要素のひとつになると思うんですよ。

そのためにも、我々がきっちり演じないとだめだなと思います。

 

―――今回の公演は(市川)團子さんが22歳という若さで頑張っていらっしゃいますね。

今はとにかく見守っていますね。

彼が主役ですから、一緒の場面では、彼が立つように台詞や動きを創っています。

共演がほとんど初めてで、なんだか怖がられているので。笑

あまり怖がらずにどんどんぶつかってきてほしいなと思っております。

 

―――最後にお客様へひとこと、お願いします。

「もののけ姫」という非常に愛された作品が、今回スーパー歌舞伎となります。

作品・キャラクターともに非常に魅力的でございますし、本読みの段階から“これは必ず面白い作品になる”と感じながらお稽古をしています。

ぜひ何度も劇場に足を運んでいただけたら有難いです。

 

◆公演日程
2026年7月3日(金)~8月23日(日)

◆チケット発売情報
7・8月公演分: 好評発売中!!

© 1997 Hayao Miyazaki/Studio Ghibli, ND