皆様、こんにちは。
先日スーパー歌舞伎『もののけ姫』の製作発表記者会見を行いました。
アシタカ役の市川團子、サン役の中村壱太郎、
乙事主役の市川中車、演出の横内謙介、
スタジオジブリ代表取締役プロデューサーの鈴木敏夫らが登壇。
作品にかける思いを語る、熱意溢れる記者会見となりました。

アシタカ役:市川團子
スーパー歌舞伎は、私の祖父・二代目市川猿翁が、現代の人にも歌舞伎の魅力を伝えたいという精神のもと、命懸けで創始したものです。
『ヤマトタケル』を始め、祖父のライフワークのような活動でした。
今回は、祖父がいない初めてのスーパー歌舞伎の新作です。
また「もののけ姫」は、国内外で人気を誇り、スタジオジブリさんの代表作であるとても魅力的な作品です。
この大きな2つの冠のなかで新作歌舞伎として上演するということに、正直怖さもあります。
しっかりと覚悟を持って、ひとりでも多くのお客様に感動と、明日を生きる活力を届けられるよう皆で力を合わせて誠心誠意舞台に向かいたいと思います。

サン役:中村壱太郎
たぶん僕の人生で一番大きな歌舞伎の記者会見になっています。(笑)
それだけ注目されているということにワクワクとドキドキを感じています。
時代冒険活劇という言葉がありますが、まさに我々歌舞伎の歴史を脈々と感じながら、みんなで冒険をしている気がします。
サンはタイトルロールでもありますから、その使命感を纏いながら、このお役を勤めたいと思います。
スーパー歌舞伎『もののけ姫』は新時代の歌舞伎の幕開けとなると感じておりますので、とにかくこれを見なければ損だと思わせるような作品にしたいと思います。

乙事主役:市川中車
1986年に父・二代目市川猿翁がスーパー歌舞伎第一作『ヤマトタケル』を打ったとき、周囲の人から、やめた方がいいという意見があったと聞いています。
しかし、父は『ヤマトタケル』を成功させ、以来40年が経ちました。
スタジオジブリさんの偉大なる作品を、スーパー歌舞伎として上演することは、大変に意義があることだと思えてなりません。
我々澤瀉屋は、“父だったらどうするか”を全員で考え、また壱太郎さんと時蔵さんの力を借りながら前に進んでいく。
これが今回のスーパー歌舞伎の骨子だと思っています。

スタジオジブリ 代表取締役プロデューサー 鈴木敏夫:
「もののけ姫」を映画でやろうとしたとき、いろんな方から反対されたんですね。
いわゆる時代劇は映画でもう流行らないと。
でもひとつひとつ乗り越えて公開され、またこうして歌舞伎の世界で上演される。
そんなことを思い出して、ちょっと感動しています。
宮﨑(駿 監督)は、「もののけ姫」は時代劇で、この作品を歌舞伎で上演するのはごくごく自然な流れだと言っていました。
この二人が出演して頑張ってくれるなら、たぶん成功は間違いないと思います。

演出 横内謙介:
「もののけ姫」という日本にとって神話のような作品、そして我々が愛し続けるスーパー歌舞伎。
二つの大きなタイトルが一つの舞台になる素晴らしい仕事に参加できることに感謝しながらも、期待に応えなければいけない責任の重さを痛感しています。
スーパー歌舞伎を創始した(二代目市川)猿翁さんは、現代人に届く舞台にしなければいけないと常に言っていました。
アニメと歌舞伎がひとつになり、我々創り手もひとつに、そしてお客様と出会い、皆で“ともに生きる”。
そんなユートピアのような時間が生まれるよう、全力を尽くしたいと思います。

◆公演日程
2026年7月3日(金)~8月23日(日)
◆チケット発売情報
7月公演分: 好評発売中!!
8月公演分: 6月25日(木)10:00 より発売開始
© 1997 Hayao Miyazaki/Studio Ghibli, ND
